サラリーマンでも確定申告でお金について学びましょう

この記事ではサラリーマンの確定申告のやり方と注意点について記載しています。

税の手続きでよく聞く「控除」とは何か

確定申告というのは前年の税金額を「確定」させるための手続きです。「申告」によって払いすぎ、不足分を調整するのです。

税の手続きを行う上で、よく耳にする言葉が「控除」だとおもいます。

では、「控除」とは何かというと、経営などでの「経費」にあたるもので、「自分の娯楽以外に使った費用(国の負担減につながるものなど)」と捉えるとわかりやすいかもしれません。

控除 = 生活に必要な経費・自分の娯楽以外に支払った経費
     (ただし、国の負担減につながるものなど)

いちゃもん太の考え
いちゃもん太の考え

例えば、「医療費控除」というものがありますが、これは、別に自分が楽しむためでなく病気を治すために必要なお金で仕方なく支出したと考えることができます。「セルフメディケーション」なども、自ら薬局で薬を購入することで、国の医療費の削減に貢献していると考えることができます。

ほかにも、「生命保険料控除」も別に自分が楽しむためではなく、万が一に備えて自助努力として支出しているもので、将来の国の負担を減らすことにつながります。

このことを頭において、「控除」というものを考えると制度が理解しやすくなります。

サラリーマンは天引き後の手取り給料から、必要な経費を支払っているので、「年末調整」にて払い戻しをうけるという考え方になります。

年末調整だけでOKな人が多い

通常は「年末調整」によって、すべての手続きが終わってしまう人も多いと思います。
ふるさと納税についてもワンストップ特例を使っていれば確定申告は不要になります。

「年末調整」が何かをかなりざっくりいうと、サラリーマンの場合は源泉徴収(いわゆる天引き)なので、「各種の条件に照らし合わせたうえで、納めすぎた税金を変換する制度」と理解しておけば間違いないと思います。

ごく一般的な内容であったり、毎年発生することが前提の内容については、年末調整で処理してもらえる場合がほとんどです。

保険料控除 などの「一般的」で「毎年発生するもの」は年末調整で処理できる

会社によって差があるとは思いますが、年末調整の必要書類は11月ごろに提出します。
書類さえきちんと提出すれば、計算自体は会社が行ってくれるので、特に煩雑なことはありません。

年末調整 は11月ごろに必要書類を提出すればOK

確定申告が必要な場合

では、確定申告が必要なのはどのような場合かというと

・ケガ、病気、出産などでの医療費の出費がかさんだ場合
・住宅ローン控除を受けるのが1年目の場合
・ふるさと納税でワンストップ特例を使わない場合

などが該当します。

確定申告は大体、翌年の2月ごろに行われます。
確定申告が必要な場合には該当する控除の領収書や証明書について整理しておく必要があるので、年始から作業を始めておくと確実です。

参考までに、私の今年のスケジュールを作成してみたので載せておきます。

医療費控除
年末まで何があるかわからないので、1年間の領収書はすべて保管して、年始に計算。

寄付金控除(ふるさと納税)
ワンストップ特例で中身が見えないのが嫌なのであえて確定申告で行う。

住宅ローン控除
2年目なので年末調整で処理します。


という感じのスケジュールです。

サラリーマンでも確定申告をするのはいいことだと思う

サラリーマンでいると、天引きされる税や社会保険料について、何も考えずに過ごすことができます。

正直それでも全然かまわないとは思います。

ただ、むやみやたらに投資とか、小金稼ぎをするよりも節税についての知識を身に着けるほうが確実にお金を得られる(というよりも、無駄に取られない)ので確実に手元にお金は残ります。
きちんと控除(節税)について学ばずに、投資商品にお金をつぎ込むのは

バケツの穴をふさがずに、出るか出ないかわからない蛇口から水を待つような状態

だと思います。

確定申告をすることで、少しでも税金についての知識が身につくのであれば、マネーリテラシーの向上の第一歩になりますので、ぜひ、サラリーマンだしと躊躇せずに、ふるさと納税を行った際などは、確定申告を行ってみてください。

税金の計算方法なんかについても、非常に学ぶところは多いです。


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