この記事では和紙畳での表替えを検討している方に向けて、和紙畳の値段と使用しての感想などを記載しています。
交換から1年程度たってからの状態なども記載しています。
畳の寿命
中古マンションを購入した際に、畳はそのままの状態でした。そのまま、1年ほど使用していたのですが、やはり10年以上たっている畳は、だいぶん傷んでくたびれた感が否めません。
調べてみると、通常の畳床も10~15年ほどでの交換を推奨されているようで、マンションに使用されている畳床は通常のものよりも薄い場合などがあり、それよりも早く寿命が来てしまうこともあるようです。
というわけで、表替えではなく、交換することにしました。
畳の表替えは4~5年、畳床の寿命(畳の交換周期)は10~15年 が目安
畳のサイズ・敷き方
畳の交換はさすがにDIYでは厳しいと思うので、業者さんに依頼することとします。
まずは畳の寸法を計測してもらい、どれくらいの費用になるかの相談しました。
我が家の和室は4.5畳なのですが、畳の選び方は大きく分けて以下の2種類があります。
半畳9枚 or 1畳4枚+半畳1枚
最近のおしゃれな和室には半畳9枚が多いようです。俗に「琉球畳」などと呼ばれているようですが、実際は琉球畳というのは素材自体が異なるそうで本来の意味ではないそうです。
1畳4枚+半畳1枚での敷き方にはパズルみたいにいくつかの敷き方がありますが、そのうちの一つは「切腹の間」という、かつて切腹の際に使われていた敷き方があるらしいので風習などを気にする方は注意が必要です。

畳屋さんから聞いた半畳9枚でのメリット・デメリットを記載しておきます。
【半畳9枚のメリット】
・おしゃれな雰囲気になる
【半畳9枚のデメリット】
・縁がないので縁の部分が傷みやすい
・価格が高い
正直、見た目以外に半畳9枚を選ぶメリットはあまり無いようで、畳屋さんもわざわざ、高くて傷みやすいというデメリットのあるものを積極的には進めないという方針のようでした。
畳の素材(和紙畳について)
畳を使っていると避けて通れないのが日焼けだと思います。日焼けしたところで機能上の問題はないですが、日焼けで黄色くなった途端に急に部屋が古臭く見えてしまうのがすごく嫌でした。
そこで、日焼けをしない畳がないかと探していると以下の商品にたどり着きました。
い草ではなく、和紙をこより状にしたもので作った畳で、通常の畳に比べて、以下のメリットがあります。
【和紙畳のメリット】
・日焼けに強い
・カビやダニが発生しにくい
・撥水性があり掃除が楽
・耐久性が高い
【和紙畳のデメリット】
・イニシャルコストが高い
・畳のにおいは全くしない
イニシャルコストは高いですが、その後の耐久性が高いので十分に元が取れるのではないかと思います。また、耐久性が高いことで、縁なし畳としてもい草よりは長持ちするらしいです。
和紙畳で縁なしの四畳半にしました
以上を踏まえて、結局、見た目の魅力には勝てず、
- ・サイズと敷き方は 縁なし4.5畳
- ・素材は DAIKEN和紙畳
とすることにしました。
まず、交換前の写真です。

次に、交換後の写真です。

照明の具合もありますが、部屋が明るくなり、非常に満足できるものになりました。
その後
交換から1年程度たちましたが、日焼けによる退色は無く、すれ、傷などもほとんどない状態を維持できています。(子供のおもちゃがあふれているので写真は掲載しません・・・)
畳くずなども出ないので掃除の手間も減ります。
縁なしは見た目の問題なので、好みで選ぶのがいいと思いますが、和紙畳については是非ともおすすめしたい製品です。
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