DIYでガスコンロからIHコンロに交換する方法

DIY

ガスコンロからIHに交換したいという人向けの記事です。
安全に極力費用を抑えて交換する方法を記載していきたいと思います。

ガスコンロの調子がおかしい・・・

築10年以上の中古マンションを購入して、3年目に突入したのですが、ガスコンロの調子が悪くなりました。壊れてからでは困るので、予防保全ということで交換することにしました。

ガス、電気共に何かあると命にかかわるので、安全にはくれぐれも注意して進めます。

電力会社と管理組合に確認

10年以上経過し調子が悪いガスコンロ

まずは電力会社と管理組合に連絡して、マンション全体としての電気容量などの問題がないかを確認します。ブレーカーに将来用としてIHの表記があればおそらく大丈夫なはずですが、必ず確認しておきましょう。

2000年以降のマンションで、将来のことを考えた設計がなされている場合にはこのようになっている可能性が高いと思われます。

ブレーカーを確認してみましょう

IHクッキングヒーターを購入する

IHが導入できることが確認出来てから購入するようにしましょう。
コンセントの形状はビルトインのIHならばおそらく以下のようなものになるはずです。
各社ともにカタログに記載されているので購入前にはそれでチェックするのがいいと思います。

接地2P30A角型コンセント(薄形)(ブラック)

据え置き型では以下の形状のものもあるらしいです。(詳細はわかりませんが。。。)

小型接地2P30A角型コンセント(250V)(ブラック)

ビルトインのIHクッキングヒーターを製造しているメーカーは

  • パナソニック
  • 日立
  • 三菱

の3社です。どのメーカーを選ぶかは完全に好みだと思います。
我が家では小さい子供がいるので、スイッチ類が前面に無いパナソニック製に交換することにしました。

買う前に確認しておいたほうがいいのはコンロの幅です。
一般的には大きく分けて2タイプで60cmと75cmがありますので、買うときに注意しましょう。

そのほかにパナソニックの良いところを挙げるならば、以下の通りです。

  • グリルの掃除がしやすい。
  • 縁のデザインがすっきりしている。(日立も同様)

一方で良くないところは、

  • 起動後にまずメニュー選択をする必要があり、少々面倒。

という感じだと思います。

正直、いろんな機能は使いこなせる気がしないですし、使う予定もないので、ごく一般的な機能のミドルクラスの型落ち品を購入しました。

 購入した パナソニック KZ-XS37W

購入はネット通販でサクッと済ませました。

電気工事の依頼

電気工事の依頼をします。電気であったり、ガスであったりと工事にあたり資格が必要なものについては業者に依頼するようにしましょう。

ガス・電気などの専門工事は危険なので、業者に任せるようにしましょう。

工事の依頼先については、各都道府県にある電気工事工業組合に電話してみるのがいいと思います。
例えば、関西であれば「でんき工事ホームセンター」という名称でコンセント増設などの工事について居住地近くの電気工事業者を紹介してくれるサービスがあります。

関西電気工事工業会HP:http://www.kansai-znd.jp/business2/

もしくは、「くらしのマーケット」などで工事業者を探したほうがもっと安く済ませられるかもしれません。

くらしのマーケット:https://curama.jp/

「IH取付」などのキーワードで検索

工事業者さんが来られるまでに引き出しなどを予め取り出しておけばスムーズに進められると思います。
工事時間としては1時間もかかりませんでした。

工事の様子

ガス閉栓工事の依頼

ガス会社に電話してガスコンロ部分の閉栓工事(プラグ止め)を依頼します。
これも工事業者さんに任せておけば問題はありません。

ガス管・コンセントともに、引き出しとの干渉に注意

電気工事・ガス工事双方で言われたことですが、設置するにあたり、引き出しが当たらないかの確認は必須です。我が家の場合、コンセントをそのまま付けたら引き出しと干渉するのも面倒なのであえて固定せずに後ろに入れておくことにしました。

ガスの閉栓工事が完了した状態

ガスコンロの取り外し・IHの取付

ガスの閉栓工事が完了したらいよいよガスコンロの取り外しです。
メーカーごとに取り外し方がことなるので詳しくは記載しません。
「型番 設置説明書」で検索すればおそらく説明書が出てくるので逆の手順で取り外せば問題ないでしょう。

ガスコンロ天板の取り外し

取り外すときは斜め後ろ方向に持ち上げるようにすると取り外せます。
フロントパネルの部分を後ろ側に抜き取りつつ上に持ち上げるイメージです。

天板を取った後に本体の固定ねじを緩める
ガスコンロの取り外し完了

IHを取り付けます。フロント部分を後ろから前方に滑り込ませるイメージではめ込みます。
フロントパネルは後から取り付けるようになっています。

ガスコンロの取り外し時はグリルを取り出しておくと楽に作業できます。

IHの取付完了

電源コードについては以下のように処理しました。
完全に裏側に隠してしまうことで、引き出しとの干渉を防ぐための苦肉の策です。

IH電源コードの処理

あとは引き出しを元に戻したら完成です。

交換完了

最後に(かかった費用など)

最後に、今回の交換にかかった費用の内訳を示します。

項目費用 
IHビルトインコンロ100,480円
電気工事費16,500円
ガス閉栓工事費3,300円
ガスコンロ処分費600円
合計120,880円

思ったより安くないと思われたかもしれませんが、IHヒーターの価格を抑えるのが難しかったことが要因です。我が家のキッチンはコンロの幅が広い75cmタイプのためもう少し安い機種を選んだとしても本体のみで85,000円程度が限度でした。

コンロ幅が60cmの場合はもっと安い機種がいっぱいあるので、特に機能面でのこだわりがなければ10万円以内での交換が可能だと思われます。

順番さえ間違えなければ交換自体は1日で完了するので、そこまで不自由な思いをしなくて済みます。
時間に余裕のある方はぜひ。

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